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| そこで、LAセレブのスタッフも、この大イベントを見逃せないと、8月末から9月にかけての数日間、この3つのイベントへ行ってきました。世界から集まって来たデザイナー、バイヤー、ジャーナリストたちで賑わっていた各会場で、LAセレブのスタッフは色々な情報や商品をゲット! そういう情報や商品はこれから少しずつ皆さんに紹介していくことにして...まずは、スタッフに感想を直撃インタビューしました。
2005年9月25日 取材&文 藤本庸子 |
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LISA:ロサンゼルスからラスベガスへ向かっている飛行機の中でびっくりしたのは、周りの人たち(乗客)が「MAGIC」のパンフレットを見たり、ファッション雑誌を見ながら調べものをしている、かなり仕事熱心な人たちが目立ったこと。さすが世界最大級のファッション・イベントって感じで、行く前からワクワクしましたよ〜。お洒落でカッコいいファッション業界人のピリッとした空気が漂っていて、私もその仲間入りしているって気分になりました。
ラスベガスに降り立ってからまず目にしたのは、スロット、スロット、スロット。スロットマシーンが空港の中に並んでいて、空港内の時計は全てROLEX。ギャンブルの街、お金が動く街、さすがラスベガスですね。「MAGIC」がなぜ眠らない街、ラスベガスで開催されるのかしら? やっぱりアメリカンドリームを夢見て皆のお財布が解放的になるからなのかしら? ってひとりで考えていました。ラスベガスの雰囲気は、ビジネスの交渉の場としてはもってこいの場所なのかもしれませんね〜(笑)。 |
Masa:「MAGIC」は、大きく分けて4ヵ所も会場があって、急ぎ足で歩いてひと回りするだけでも、半日以上かかってしまうね。どのブランドのブースもショッピングモールの店みたいで、人気のブースは壁で覆われているから、アポイントを入れていないと中に入れないんだ。Jessica
Simpsonのブランド「Princy」はカッコよかった。今後人気の兆しありだね!
今まではセレブが着ていたブランドが話題になっていたけど、これからはセレブ自身がプロデュースするブランドが増えてくるのではないかな。セレブが多く住むLA。LA発信のトレンドは、これからどんどんすごくなると思うよ。
KEIKO:「MAGIC」は、ニーマン・マーカスやバーニーズに置いてある有名ブランドばかり出展しているから、バイヤーの私としてはあまり面白くないわ。もちろん、新しいシーズンの商品を見るという点では面白いけどね。
LISA:「MAGIC」は、まず、“デカイ”というひと言に尽きますね。ラスベガス・コンベンションセンターの端から端までブースでいっぱい。そして、人、人、人。日本人を含めてアジア人のバイヤーも多くて、出展ブランドもアメリカのブランドだけではなくて、ヨーロッパやカナダのブランドもありました。世界的なイベントに来たって感動しましたね。
正直、会場が大き過ぎるせいもあって、たくさんのブースをパッと見た感じでは、“これ”と言うブランドや商品がない感じがしました。この中から“旬のもの”、“これが次のトレンドだ!”と、匂いを嗅ぎ取るバイヤーたちはすごいと実感しましたね。
会場のカテゴリーによっては、商店街のようなエリアもあって、ごちゃごちゃした感じが日本の商店街のような感じでなぜかほっとしたりして(笑)。
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大手のブランドは、最新のコレクションが他のブランドにコピーされないように、細心の注意を払って、ブースを壁で囲っていたので、外から見えなくて残念でした。さっき、Masaさんが話していたように、アポイントなしだとブースの中に入れてくれないし、ジャーナリスト以外は写真撮影も禁止でした。どこかのブースでは、そんな事情を知らない日本人のバイヤーが写真撮影をしていて、きつく注意されていたのを見ましたよ。特にトップのブランドや人気のブランドは、自分の最新コレクションのアイデアを取られないようにかなり神経質になっていたのが印象的でしたね。
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Masa:「Junk Food」の袋が来場者に配られていて、繁盛しているなーって思ったね。ブースも買い付けの人がひっきりなしにいた感じがするな。
たくさんあったブースの中でも、人気のあるところとそうでないところの勝ち負けがハッキリしていたね。
LAセレブでも人気の「Chick」、「Grail」、「Junk Food」は、ブースも大きかったし、来場者に人気だったみたい。
Yuka:「Pool Trade Show」や「Project Show」の新進ブランドは、個性があって、ブランドのコンセプトが強調された商品がたくさんあって、見ていて面白かったわ。この2つの展示会は、ブティック向けの商品だけに絞って展示してあったので、とてもお洒落。
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‘買付けに来た’という実感がわいたわ。やっぱり、新しい流行を作り出すのは「Pool Trade Show」や「Project
Show」に出展しているブランドだなと感じたわね。
KEIKO:「Pool Trade Show」や「Project Show」は、「MAGIC」と違って、個性的なブランドがたくさんあって面白いし、楽しく仕事ができるわね。新しくて、皆が
知らないブランドを発掘することや、新しい流行の流れを見つけるのって、やりがいがあるわ〜。“可愛いブランド見つけた!”っていう瞬間、バイヤー冥利につきるっていう感じ。今回、5つくらい、新しいキュートなブランドを見つけたの。きっとこのサイトの人気ブランドにもなると思うわよ。
Masa:「Pool Trade Show」は、実験的で個性的なブランドが多くて、これからのトレンドをリードしていく力を感じたね。
Yuka:「Pool Trade Show」はレディスのブランドが、「Project Show」は、メンズとデニムのブランドが多かったわね。
トレンドとしては、去年に引き続いて、ラインストーンやスタッズなどが目立っていたわ。でも、去年のようにキラキラでカラフルなものよりも、ゴールドやシルバーのくすんだようなスタッズで、落ち着いた感じ。デニムは、去年のローライズの流行は下火で、少しずつウエストの位置が上がってきているわね。
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jersey hoodieの上に、woven jacketを重ね着したようなデザインのものが目立っているかも。冬物はカーキ、春物はライトイエローがトレンドカラーになりそうよ。
RISA:「MAGIC」のジュエリー&アクセサリーのセクションは、洋服のセクションよりも賑わいが少なかったけれど、キラキラとカントリー風なものが目立っていたように思いますね。あとは、傾向的にシルバーよりはゴールドが多いみたい。
「Harajuku Lovers」という原宿を意識したブランドを発見しました。日本が今の流行をリードしているのではないかって、改めて実感しましたね。やっぱり、私たち日本人がこれからのお洒落をリードしていくのですよ〜。
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Masa:Nicky Hiltonのブランド「Chick」のイベント(ファッションショー)に、8月30日の夜、特別招待されたから行ってきたけど、すっごくセクシーなお姉さんたちが最新の「Chick」を着ていて、ファッションショーは熱気に包まれていたよ〜。

■「MAGIC」は、今でも世界最大級だけど、、、
ファッション業界紙トップの「繊研新聞」で、南カリフォルニア発信の記事を執筆しているライターの私としては、「MAGIC」の活気が年々少しずつなくなってきているような、そんな気がしています。
現在も「MAGIC」は、世界最大級の米国アパレル総合見本市で、出展社数は3500社、出展ブランド数は5000ブランド。毎回の来場者数は、80カ国からなんと9万5000人と規模は最大ですが、新興ブランドや新進デザイナーの出展が減ってきています。小規模だけどセンス抜群のブランドやセレブファッションのブランドは、「Pool
Trade Show」や「Project Show」というブティック向けの小規模な展示会へどんどん出展し始めています。そのため、「MAGIC」は、悪戦苦闘している感じなのです。
■「Pool Trade Show」と「Project Show」を「MAGIC」が買収
最近では、「MAGIC」でも、プレミアムデニムを集めたブティック向けブランドのコーナーやアーティスティックなTシャツを集めた新興ブランドのコーナーを作ったりして頑張っています。
そして今回、「MAGIC」が、ブティック向けブランドを集めている「Pool Trade Show」と「Project
Show」を買収しました。「Pool Trade Show」と「Project Show」は、この数年、「MAGIC」の開催日に合わせて、ラスベガスで同時期に開催していたので、「MAGIC」に集まったお客さんをちゃっかり自分たちの展示会のお客さんにしていたのです。
「MAGIC」の規模に比べれば、ライバルとして考えられなかった2つの展示会ですが、ブティック向けの厳選したブランド展示に絞って、ミュージックを流し、家具もカラフルにして、セレクトショップ的な展開を行ったことが成功に結びつき、最近では、人気セレクトショップのバイヤーに人気の展示会となっています。このように、人気ブランドや人気ショップのバイヤーが参加する展示会は、「MAGIC」にとって、“恐るべし存在”へと成長していたのです。
■アメリカンドリーム万歳!
そこで今回、「MAGIC」の買収劇へと発展しました。「MAGIC」の運営会社、Advanstar Communicationsが、この2つの展示会を先月買収しましたが、買収額は、「Pool
Trade Show」が700万ドル、「Project Show」が、1250万ドルという業界筋の話。それぞれ10億円前後のお金が動きました。さすが、世界最大級の「MAGIC」です。
「Pool Trade Show」と「Project Show」のオーナーは、一気に億万長者。これは、いわゆる“アメリカンドリーム”の代名詞がぴったりの出来事。トレンドセッターから大富豪へ。ステキです。
今回の私の見本市&展示会の最終的な感想は、“アメリカンドリーム万歳!”なのでした。 |
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