| 今回、ご登場いただくのは、セレブに人気のブランド「Johnson(ジョンソン)」のデザイナー兼共同オーナー、クリスティン・ジョンソン氏。
Johnson
Kristen Johnson
キュートなショートショーツでおなじみ!
(取材・文/藤本庸子 写真/norism デザイン/takae
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キュートなショートショーツでデビューしたLA発「Johnson(ジョンソン)」のデザイナー、クリスティン・ジョンソン氏(29歳)。
マドンナのスタイリストのアシスタントとして、マドンナのスタイリングを2年間務めるなど、スタイリストとして成功していたクリスティンが、ショートショーツのブランド「ジョンソン」を立ち上げたのが、2004年。デビューしてすぐに、ヒラリー・ダフ、ニコール・リッチー、ジェシカ・シンプソンなどなど、たくさんのセレブに人気となっている。キュートでセンス抜群のクリスティンに、ブランドを立ち上げた時のことや、行きつけのショップやレストランなど、彼女のプライベートを聞いてみた。 |

藤本:クリスティンは元スタイリストだったと聞いていますが、どうやってブランドを立ち上げたのですか?
実はね、ブランドを立ち上げることは全然プランしたことじゃないの。20歳の頃からスタイリストをしていたんだけど、7年間やっていたから、そろそろ潮時かなと思っていたこともあって、思い切ってブランドを立ち上げることにしたの。
スタイリストになる前は、LAのダウンタウンでドレスのデザイナー(注:Duchessのデザイナー)のアシスタントをしていたんだけど、パーティーで出会ったスタイリストに誘われてスタイリストになったのよ。とても恵まれていて、すぐに大きな仕事が来たわ。マドンナのスタイリスト、アリアン・フィリップス(注:有名スタイリスト)のアシスタントになれて、2年間務めたわ。マドンナのツアー、ミュージック・ビデオ、色々やったわ。マドンナが出演したBMWのテレビ・コマーシャル(注:マドンナの夫、ガイ・リッチーがディレクターを務めたコマーシャル)、私も携わったのよ。マドンナはね、有名ブランドのほか、ヴィンテージの服も好きで、常に彼女は、高価な服とヴィンテージの組み合わせを着こなしていたの。彼女はユニークなオリジナル・スタイルを持っているわ。彼女自身、お洒落センス抜群よ!
スタイリストとして、テレビ・コマーシャル、ミュージック・ビデオ、、、数100本の仕事をしたわね。
で、「ジョンソン」を始めたきっかけなんだけど、、、12歳頃からヴィンテージのショートショーツが大好きで、よく穿いていたの。でもね、短すぎたり、バギーすぎたりして、、、で、自分にぴったりフィットするショートショーツを作ろうと思って、自分用に作ったのね。ヴィンテージ・テイストのオリジナルよ! ヴィンテージ・ファブリックとボタンを使って作ったの。そしたら、スタイリスト仲間の1人が「このショートショーツ、ヒラリー・ダフの撮影に使っていい?」って言ってきて。で、ヒラリーが気に入ってそのショーツを買ってくれたの。「ヒラリーが買ってくれたってことは、きっと他の人も買ってくれるかも!」と思って、“これはブランドを立ち上げてみる価値あり!”ってブランドを立ち上げることにしたの。
ショートショーツは、一般の人にも受けそうって感じたしね。“受けそう”って感じたのはね、実は、日本のファッション誌をパラパラめくっていた時なの。日本の雑誌でよく見るのはね、「Glamorous」「Spur」「ViVi」「Fruits」よ。
3万ドルを友達に投資してもらって、2004年8月に1人で「ジョンソン」を設立したんだけど、2005年8月からサン・ヤン・チョー(Sung
Yun Cho)に共同オーナーになってもらっているわ。今、社員は5人いるの。
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| ↑ダウンタウンにあるクリスティンのオフィスにて、インタビューに答えてくれました |
藤本:夢が叶ったっていう感じですか?
私ね、デザイナーになれるなんて思っていなかったのよ。デザイナーって、夢のまた夢って感じで、どうやったらデザイナーになれるの? デザイナーになるのって難しそうって感じがしていて。だから、今、とってもハッピーよ!
でもね、ラッキーのひと言じゃないのよ。今まですっごく勉強したし、努力したしね。
あ、夢が叶ったって言えばね、「バーニーズ」は私の夢だったんだけど、今、そこで私の商品が販売されているのよ。これはもう、“夢が叶った”って実感しているわ!
藤本:ブランドのコンセプトは何ですか?
ユニークで、ファッションの先端をいっていて、、、でも、クレイジーではなくて、着心地がよくて、キッチィで楽しい、、、それでいてクラシック。60年代と80年代ヴィンテージのテイストをたくさん生かしているけど、シンプルであまりディテールに凝っていない、でも、ユニーク。これがブランドのコンセプトよ。
タイツと合わせて着こなす、カラフルなコーディネートで、着こなしを楽しんでもらいたいわ。
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| ↑オフィスには、彼女が子供の頃に撮った家族写真が大切に飾ってあります |
藤本:デザインをする時って何か参考にしているのですか?
ほとんど自分のイマジネーションからアイデアが浮かんで来るんだけど、参考にしているのは、日本の女の子のトレンドなの。ダウンタウンのファッション・ディストリクトにあるファッション専門のブックストアで日本のファッション誌を買って、パラパラめくるのよ。
あとは、ファッション関連の本とか見るけど、当然コピーはしないし、トレンドを追うこともしないわ。そうね、あとは、車を運転している時に、街を歩いている若い子たちのファッションを参考にすることもあるわね。
藤本:ここまで成功させるのに、どんなことをしましたか?
スタイリストの仕事で知り合った、セレブご用達のショップ、「サーティン」、「マディソン」、「ジェニファー・ニコルソン」、「スクープ」の人たちに、私の商品を見せに行って、買ってもらったの。
で、そのショップでたくさんのセレブが私の商品を買ってくれて、で、それから雑誌にバンバン掲載されて、、、だから、宣伝したことなんてないのよ。口コミで広まったの。でも、最近、ニューヨークのPR会社を利用することに決めたけどね。
藤本:セレブでは誰が愛用していますか?
ニコール・リッチー、リンジー・ローハン、ニッキー・ヒルトン、ジェシカ・シンプソン、ミーシャ・バートン、カーメン・エレクトラ、、、などなどね。

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藤本:どの雑誌や新聞で記事になりましたか? 主な雑誌や新聞を教えて下さい。
「エル」、「エル・ガール」、「ジェーン」、「USAトゥデイ」、「グラマラス」、「シュプール」よ。
あとは、MTVとかでも私の商品を何度か見かけたわ。
藤本:どこで買えますか?
「バーニーズ」、「マディソン」、「フレッド・シーガル・サンタモニカ」、、、などなど!
藤本:海外ではどこの国で買えますか?
イギリス、日本、スペイン、中国、イタリア、フランス、韓国、カナダ、8カ国。近い将来、オーストラリアでも買えるようになるわ。 |
| ↑「見て見て!」と、嬉しそうに彼女の記事が載ったUSA
TODAYを見せてくれました |
藤本:夏にはどんなショートショーツが登場しますか? 他のアイテムは登場しますか?
夏はね、、、今、作っている最中なの。60年代風で、白と黒とブルーがメインカラーよ。3つか4つの新しいスタイルを出す予定。ニットとフリースの素材が新しいわね。あとは、秋のショーツジャンパーがヒットすると思うわ。
もしかしたら、ショートショーツの他に、2つか3つのアイテムを登場させるかもしれないの。でも、まだはっきり決めてないの。
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| ↑「最近の人気ショーツはこれよ!」とオフィスの隣にある倉庫でお披露目してくれました |

藤本:出身はLA(ロサンゼルス)ですか?
私は、LAから南の町、サンディエゴで生まれ育ったの。観光でも有名なコロナド・アイランドに実家があるのよ。
藤本:子供の頃のことをもっと詳しく教えて下さい。
子供の頃からファッションに興味があったのよ。ファッションは私をとってもハッピーにしてくれるの。
私ね、姉2人と両親の5人家族だったんだけど、そんなに裕福な家庭じゃなかったから、高い洋服を買ってもらえなかったのよ。母は弁護士事務所に勤めていて、父は車のボディショップを経営しているの。17歳から18歳にかけて、父の仕事を手伝ったりもしたわ。
というわけで、家がリッチじゃなかったから、古着屋で服を買わなきゃいけなかったのよ。私が小さい頃は、母がよく服を作ってくれたんだけど、、、あのね、お洒落のためじゃなくて、お金を節約するっていう理由からよ(笑)。ハロウィンのコスチュームも母に作ってもらったわ。
14歳頃から、自分で1ドルのドレスを買ってきて、切ったり縫ったりして、自分が着られる服を自己流で作っていたの。母がミシンの使い方や縫い方を教えてくれたから。シャツの袖をカットしたり、パンツを短くしたり。あの頃は、60年代の服とか、70年代の服を買ったわね。あのね、ヴィンテージじゃなくて、ただの“古い服”なのよ〜(笑)。花柄、ペイズリー、カラフルな色の服やイエローやグリーンのサンダルを買ったりしてね。
ハイスクールを卒業した18歳の時、サンディエゴの小さなファッション・スクール「FCC(
Fashion Careers College)」に行って、2年間、デザインを勉強したの。服をデザインしたり、作ったりする基礎を学んだわ。
ティーンエイジャーの頃は、学校に行っている以外、ほとんどの時間をビーチで過ごしたの。サーフィンをするわけでもなく、友達とビーチで日焼けしながらお喋りしたり。だから、水着にショーツが定番だったわ。常に日焼けしていて、このスタイルが大好きだったの。“ビーチガール”だったのよ!
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| ↑明るくて、フレンドリーなクリスティンは、とってもポジティブです |
藤本:LAにはいつ引越しして来ましたか? 今はどこに住んでいますか?
20歳の時に引越しして来て、今は、エコパークに住んでいるの。引越しして5ヵ月よ。そのちょっと前まではシルバーレイクに住んでいたわ。
藤本:普段、どんな生活をしていますか?
月曜日から金曜日まで、朝9時に、自分のオフィス(注:ダウンタウンにある)へ通っているけど、時間があるとすぐに出かけるの、だって、机にずっと座っていると落ち込みそうになるんだもの(笑)。ファブリック・ストアに行ったり、マガジン・スタンドに行ったり、あちこち色々歩き回るの。じゃないと、新しいアイデアなんて浮かんでこないしね! そして、夕方、6時に帰宅って感じ。
藤本:LAで好きなエリアはどこですか?
エコパーク、シルバーレイク、そして、あなた(藤本)が住んでいるロス・フェリース(ロス・フェリツ)。この3つが大好きなエリアよ! 住んでいる人が個性的だから、楽しいエリアよね。
ビーチでは、マリブが好きだけど、でもね、LAの東側がやっぱり大好き! 公園や池や噴水がたくさんあって、あちこち歩けるし、丘の上に建っている家々はビューティフルだしね。
ビバリーヒルズは好きじゃないわね。ブランド志向の人が多くて、皆同じに見えてつまらないもの。
藤本:LAのどんな所が好きですか?
スタイリッシュな人が多いから。私は人のファッションを観察するのが好きなの。
藤本:LAのお気に入りのレストランやクラブを教えて下さい。
私ね、10ヵ月前にボーイフレンドと別れて、、、で、チェンジしたい!と思った時に、Vegan(注:ヴィーガン。ベジタリアンの一種)になったのよ(笑)。あ、魚は食べるけどね。ちなみに、今は、新しいボーイフレンドがいてハッピーよ(笑)。
で、好きなレストランは、ウエストハリウッドにある、ベジタリアン系の「M Cafe de
Chaya」と「Inaka」。最近、クラブは行かないわ。20歳前半はよく行ったけどね。
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藤本:どこで服を買いますか? お気に入りのブランドやブティックを教えて下さい。
私ね、日本のツモリチサトが大好きなの。見て見て、ここにあるバッグ全部、彼女のよ! ニューヨークのショップとLAの「サーティン」で買ったの。お気に入りのこれ(注・白い布地のバッグ)なんて、使い過ぎて汚れちゃったから、洗濯機で洗ったんだから!(笑)あと、彼女のトップスとか、ソックスとか色々持っているのよ。
あとは、「ベネッサ・ブルーノ」と「アクニ・ジーンズ」も好きよ。これらは、ロス・フェリース(ロス・フェリツ)のショップ「ホワイト・トラッシュ・チャームズ」で買ったのよ。あとは、「マーニー」が好きで、ウエストハリウッドのショップ「マーニー」も行くわ。それから、もちろん、「バーニーズ」もね!
藤本:休みの日は何をしていますか? 趣味は何ですか?
休みの日は、美術館に行ったり、クラシックのコンサートに行ったり、友達とランチやディナーを一緒に食べたりしているわ。 |
| ↑ダウンタウンの街並みがよく見える窓際で、ちょっとシリアスに1枚ショット! |
趣味?、、、そうね、ヴィンテージのショッピングかしら? 私にとって、アドベンチャーって感じでわくわくするの。面白いものを見つけるぞ!っていう感じなのよ。
藤本:好きな本や雑誌は何ですか? テレビ番組は? 音楽や映画は?
映画「Heart is Deceitful Above All Things」(邦題「サラ いつわりの祈り」)の原作(小説)を書いたJ.T.リロイ(J.T.
Leroy) が好きな作家で、愛読書は、「The Tipping Point」よ。ノン・フィクションも好きよ。色々学べるから。
雑誌はね、さっきもお話ししたけど、日本のファッション誌が大好きよ。特に「Fruits」は、街の女の子たちや男の子たちの着こなしを掲載しているから、面白いわ。あとは、「ナイロン」、「ハーパスバザー」、フランスの「Numero」が好きな雑誌ね。それから、私の商品が載っているから、「ピープル」、「スター」、「インタッチ」とか芸能誌にも必ず目を通すわ。「ニューヨーク・タイムズ」も読むわよ。
テレビはあまり観ないけど、日曜日だけは特別! ドラマの「ソプラノズ」、「グレイズ・アナトミー」、リアリティ番組の「プロジェクト・ランウエイ」を観るわ。
音楽は、オールド・カントリー、80年代パンク、オールディーズ、クラシックが好き。ウィリー・ネルソン(Willie
Nelson)、ドリー・パートン(Dolly Parton) 、ハンク・ウイリアムス(Hank Williams)が好きよ。
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| ↑LAセレブも参加した「東京ガールズコレクション」のサイトを見て、「私も行ってみた〜い!」と言っていました |
藤本:日本のファッション誌が好きだということですが、日本へ行ったことはありますか?
それがまだなのよ! 私の夢は日本へ行くことなの。(笑)今すぐにでも行ってみたいわ〜。誰か招待して〜(笑)!
あのね、私が日本に興味を持ったきっかけは、日本の女の子たちなのよ。世界でベストなスタイルをしているのは、日本人の女の子たちだって私は思っているの。日本のファッション誌を見ていて、ほんとにそう思うのよ。皆、細いから上手に色々ミックスして重ね着できるしね〜。グレイトよ!
藤本:日本の読者へメッセージをお願いします。
日本の女の子たちは、私にとって、とってもいい影響を与えてくれているから、オリジナル性をそのまま大切にしてほしいって思うわ。
藤本:最後に、将来の予定を教えて下さい。
あまり先々のことは考えていないんだけど、、、ロングパンツも作ろうかしら?とも思っているんだけどね。ま、時の流れに任せるって感じよ。
私ね、実は、ビジネスがあまり得意じゃないの。だから、ビジネス・パートナーを持ったのよ(笑)。
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